欧州新バッテリー指令の概要

バッテリーの種類

[ 新バッテリー指令(2006/66/EC)前文 ]和訳・要約・解説等


(9)
産業用バッテリーの例としては、病院,空港または事務所の緊急用(非常用)またはバックアップ電源としてのバッテリー、電車,航空機で使用されるバッテリー、沖合いの石油採掘装置または灯台で使用されるバッテリーがあります。

店舗やレストラン用の携帯式支払い端末,店舗用のバーコードリーダー,TVや専門スタジオ用のビデオ機器,鉱山用・潜水用ヘルメットに取り付けられているランプのために設計されたバッテリー、人の遮断や押しつぶし防止のための自動ドア用バックアップ用バッテリー、計測器用のバッテリーまたは様々なタイプの測定および計測機器用バッテリー、ソーラーパネル,光電池および他の再生可能エネルギーアプリケーションのバッテリーも含まれます。

産業用バッテリーには、例えば、電気自動車、車椅子、自転車、空港用車両・自動輸送車両で使われるバッテリーが含まれます。
これらに加え、密封されていないバッテリーや自動車用ではないあらゆるバッテリーは産業用とみなさなければいけません。



(10)
携帯型バッテリーとは平均的な人が持ち運びできる密封されたバッテリーのことで、自動車用や産業用バッテリーでないものを言っています。

携帯型バッテリーの例としては、単三、単四電池などのような単セルバッテリーや携帯電話、ポータブルコンピューター、コードレス電動工具、おもちゃおよび、電動歯ブラシ、かみそり、携帯用掃除機(学校、店、レストラン、空港、オフィスまたは病院で使われる類似した器材を含む)用に消費者やプロ(業務用として)が使うバッテリーまたは消費者が一般家庭で使う電化製品に使用されるバッテリーが含まれます。


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新バッテリー指令の目的
バッテリー指令は欧州(EU)のさまざまな電池に関する規制です。
欧州の環境法規制は環境保全・保護が目的か、単一市場の達成が目的かによって
国内法の規制値が変わる可能性があります。
バッテリーの廃棄について
バッテリー指令では危険物質(有害化学物質)を一定量以上含有している
バッテリーの場合、EU市場に置くことが禁止されます。
危険物質とは、水銀,カドミウムのことを指します。
カドミウムの使用禁止見直しについて
コードレス電動工具に使用される携帯型バッテリーは
カドミウムの含有を禁止されますが、見直しが行われます。
リサイクルの目標について
バッテリー指令は欧州(EU)のさまざまな電池に関する規制です。
リサイクル目標値は消費量に応じて設定されます。
回収制度とWEEEとの関係について
バッテリー指令は欧州(EU)のさまざまな電池に関する規制です。
WEEE指令の制度で回収されたWEEEに含まれるバッテリーは
取り外された時点でバッテリー指令の対象となります。
回収制度と費用について
バッテリー指令は欧州(EU)のさまざまな電池に関する規制です。
バッテリーの生産者は登録が必要になります。
回収率・リサイクル率達成と罰則
バッテリー指令は欧州(EU)のさまざまな電池に関する規制です。
本バッテリー指令でも罰則が適用されます。